「左利きあるある」の中ではマイナーかもしれませんが、実は一般的な扇子は右利き用にできています。左手で持ってあおいでいるうちに、だんだん閉じてきてしまう…という経験のある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
大人の夏アイテムとして、暑い日にさりげなく取り出して使えると素敵な扇子。母の日・父の日や夏生まれの左利きさんへのお誕生日プレゼントなど、ちょっと気の利いたギフトとしてもオススメです。
国内で扇子の二大産地といえば、京都と名古屋というのはご存知でしょうか。京扇子が舞扇・飾扇や婦人物を得意とするのに対し、名古屋扇子はお祝いに使う祝儀扇や男物を得意としています。
今回、左ききの道具店で取扱させていただくことになったのは、名古屋市西区で大正元年から営まれる老舗「末廣堂」さんの左手用扇子です。
左手用扇子は、一般的な右手用扇子に比べ、組み立てや加工により一層の技術が必要で、経験豊かな職人さんでも作るのが難しいものだそうです。そんな中、20以上の工程を経て、1本1本丁寧に仕上げられた、左利きさんのための扇子です。
組み立てはもちろん、絵付けも職人さんによる手作業です。 こちらの柄「線」は、近年人気があるという黒い骨を用いた1本。歌舞伎の隈取を思わせるような、鮮やかな赤黒白のコントラストが目を引きます。
古典的な和柄とはまた違った魅力のある、力強くモダンな雰囲気で、世代や性別を問わず格好良く持てる1本だと思います。(サイズとしては男物になります)
他の柄はこちらのページをご覧ください。
左手用扇子は、当然ながら左手での扱いに特化して作られています。扇子は大変デリケートな構造のため、誤って逆の向き(通常の扇子の向き)に開いてしまうと、たった一度で簡単に壊れてしまうそうです。お使いになる方ご自身はもちろん、ご家族など周りの方が気づかずに逆方向へ開いてしまうことがないよう、取り扱いには十分注意いただきますようお願いいたします。
サイズ | 閉じた時 22.5×2.5cm(手作りのため誤差があります) |
素材 | 木、和紙 (化粧箱入り) |
生産国 | 日本 |
◎この商品は、ゆうパケット(350円)でお届けします。