左ききの道具帖 vol.24:絵本「ヒミツのひだりききクラブ」
こんにちは、スタッフ かおりです。
先日、わが家の5歳児と一緒に 絵本「ヒミツのひだりききクラブ」を読みました!
本書は、左利きである著者キリーロバ・ナージャさんの “レアキッズ応援本シリーズ” 第2弾として発売。レアキッズとは、アレルギーがあったり、海外にルーツがあったり、左利きだったりと、人と違う部分を持つ子どもたちのことを指します。
子ども時代を6カ国(ロシア、日本、イギリス、フランス、アメリカ、カナダ)で過ごし、何ごとも絶対的な「ふつう」が存在しないことに気づいた著者。自身の体験に基づき、個性あるすべての子どもを応援したいとこのシリーズが誕生しました。
表紙にドン!と登場しているのが、主人公の「サウスポー伯爵」です。彼の仕事は左利きの仲間を見分けるコツを教えること。左利きの歴史や、画家やスポーツ選手など左利きの有名人を紹介していくなかで、右利きの世界ではちょっと変わっているように見えても、左利きも意外と「ふつう」なのだと伝えてくれます。
周りに左利きがいない左利きの子どもたちも、本書で仲間を見つけることができたり、自分を誇りに思えるような、温かくユーモラスな雰囲気が魅力の一冊です。
推薦文は左利きである俳優・鈴木福さんが寄せています。福さんといえば、YouTubeにて当店の店長が共演させていただいたこともあるんですよ!
うちの5歳児は動物好きなため、左利きの動物を紹介するページが特にお気にいりだったようです。絵本の後半には、たくさん描かれた人間や動物たちの中から、左利きの仲間を見つける…というページがあるのですが、こちらも楽しそうに指を指していました!
ちなみに、国によって左利きの人の割合が違うことなど、大人が読んでも発見や驚きが多かったです。
また、あとがきには左利き向けと右利き向けがあるので、右利きの子どもたちも一緒に楽しめるようになっていますよ。お子さまへの贈りものにもオススメです!
(スタッフ かおり)