暦のたより:小寒
「二十四節気」にあわせた俳句とイラストで、季節の景色と道具についてご紹介します。
※二十四節気・・・1年を春夏秋冬の4つの季節に分け、さらにそれぞれを6つに分けたもの。季節の変化を表す言葉として古くから使われています。
忙しい毎日の中で見過ごしてしまいがちな、季節の移り変わりを感じるきっかけになれば嬉しいです。
小寒:1/6~19頃
1月6日頃からは「小寒」(しょうかん)が始まります。
「寒の入り」とも言われ、ここからはまた一段と寒さが強まっていく頃です。
ちなみに明日1月7日は、五節句のひとつ「人日の節句」で、七草粥をいただく日。
中国から伝わった風習で、江戸時代から食べられているのだそう。
早春に芽吹く七草(セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロ)は、邪気を払うといわれています。
新しい年になり、ご馳走つづきで弱った胃をいたわるのにもぴったりですね!
[小寒の一句]
人日や一人分だけ煮たる粥 かおり
季語は「人日」(新年)で、1月7日のことを指します。
この日に食べるお粥といえば七草粥。実はこれまで、家族があまり好きではなかったりして、食べる機会があまりありませんでした。
でも、俳句を始めたことで、こういった季節の行事を体験したい! と思うように。体験して感じたことは、いつか俳句に生かせることもあるからです。
もちろん家族にも声はかけますが、今年はたとえ1人分だけでも、七草粥を作って食べてみようと思っているのでした。
家族の体調がちょっと悪いときも、さっと少量のお粥を作ることがあります。そんなときにも16cmサイズのホーロー鍋は、使い勝手がいいですよ!
ツゲ材 調理用木べら Mサイズ/左手用
ツゲ材 調理用木べら Sサイズ/左手用
作者プロフィール
俳句:ばんかおり
左ききの道具店スタッフ。2020年から俳句を作り始め、現在は南風俳句会に所属。日常の中での発見や好きだと思ったものを俳句にしている。
イラスト:スミレ
各務原市でイラストや写真を中心に活動。お花や自然、空、犬や鳥などのいきものたちを観察するのが好き。