暦のたより：立夏
かとう 店長
（このページはメールマガジンの再掲です）
今週から新シリーズのメールマガジンをお届けします。「二十四節気」にあわせた俳句とイラストで、季節の景色と道具についてご紹介します。
※二十四節気・・・1年を春夏秋冬の4つの季節に分け、さらにそれぞれを6つに分けたもの。季節の変化を表す言葉として古くから使われています。
忙しい毎日の中で見過ごしてしまいがちな、季節の移り変わりを感じるきっかけになれば嬉しいです。
＜作者プロフィール＞
俳句：ばんかおり
左ききの道具店スタッフ。2020年から俳句を作り始め、現在は南風俳句会に所属。日常の中での発見や好きだと思ったものを俳句にしている。
イラスト：スミレ
各務原市でイラストや写真を中心に活動。お花や自然、空、犬や鳥などのいきものたちを観察するのが好き。
立夏：5月6日〜20日頃
5月6日は、二十四節気でいう「立夏」（りっか）。
暦のうえでは、ここから夏が始まります。
さわやかな風が吹き、新緑も目にまぶしいこの頃。
まさにお出かけにもぴったりな季節ですね！
［立夏の一句］
剪定の滴を拭ふ立夏かな かおり
季語は「立夏」（初夏）。過ごしやすい気候で、庭木や花のお手入れもはかどる時期ですね。枝や葉を切ったはさみについた水滴のきらめきにも、夏の始まる気配が感じられるかもしれません。
