暦のたより : 処暑

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かおり スタッフ

「二十四節気」にあわせた俳句とイラストで、季節の景色と道具についてご紹介します。

※二十四節気・・・1年を春夏秋冬の4つの季節に分け、さらにそれぞれを6つに分けたもの。季節の変化を表す言葉として古くから使われています。

忙しい毎日の中で見過ごしてしまいがちな、季節の移り変わりを感じるきっかけになれば嬉しいです。

 

処暑:8/23~9/7頃

8月23日頃から始まるのが「処暑」(しょしょ)です。

暦のうえでは「厳しい暑さも峠を越した頃」となりますが、特別に暑い今年はまだまだ実感し辛いですよね。

それでも、空を眺めると秋の雲である「鱗雲」が見られたり、夜になると虫の音が聞こえてきたり…。

すこしずつではあっても、確実に秋が近づいているのだな〜と思います。

みなさんも身近に来ている秋、ぜひ見つけてみてくださいね!

 

[処暑の一句]

悠々と満ちたる処暑の茶海かな かおり

季語は「処暑」(初秋)。

「茶海」(ちゃかい)は、個人的に推している当店のアイテムです。

急須で淹れたお茶をこちらに注ぐことで、濃さを均一にする…というのが本来の目的ですが、湯冷ましや、ピッチャーとしても使える優れもの。

「処」には収まるという意味がありますが、現実はまだ暑い日が続きそうなので、わたしは水出しのお茶を入れたいと思っています。

掲句には、そんな茶海の見た目や質感から、秋らしい「涼」を求める気持ちを込めました。

商品ページはこちらです

茶海(大)
茶海(中)
茶海(小)

 

<作者プロフィール>

俳句:ばんかおり

左ききの道具店スタッフ。2020年から俳句を作り始め、現在は南風俳句会に所属。日常の中での発見や好きだと思ったものを俳句にしている。

イラスト:スミレ

各務原市でイラストや写真を中心に活動。お花や自然、空、犬や鳥などのいきものたちを観察するのが好き。

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