暦のたより:雨水
「二十四節気」にあわせた俳句とイラストで、季節の景色と道具についてご紹介します。
※二十四節気・・・1年を春夏秋冬の4つの季節に分け、さらにそれぞれを6つに分けたもの。季節の変化を表す言葉として古くから使われています。
忙しい毎日の中で見過ごしてしまいがちな、季節の移り変わりを感じるきっかけになれば嬉しいです。
雨水:2/19~3/4頃
2月19日頃から始まるのが「雨水」(うすい)。
雪に代わって雨が降り、各地で雪解けが始まる頃とされています。
ゆっくり雪が溶けていくことで大地が潤うため、古くから農耕を始めるのに適した頃ともいわれてきました。
最近は急に気温が上がる日もあり、春の気配を感じるようになってきました! わたしは花粉症のため、こちらの気配にはおびえていますが…。
「三寒四温」というように、本格的な春までは寒さと暖かさが交互にやってきます。寒暖差で体調をくずさないよう、気をつけていきたいですね。
[雨水の一句]
切先の丸き鋏や木の芽どき
かおり
季語は「木の芽どき」(春)。
暖かくなり始める今は、さまざまな木や植物が芽吹く頃でもあります。
お庭や足元など、ぜひ身近なところで薄緑に色づく芽を探してみてくださいね。
さて、個人的にはちょうど1年前の今頃、新1年生になる子どもの準備に追われていたことを思い出します。時が経つのは早いですね…
当店では子ども用のはさみもバリエーション豊富に取り揃えています! 入園・入学を控えるみなさんは、ぜひチェックしてみてください。
ちなみに、子ども用はさみは刃先が丸いことから、大人の持ち歩き用はさみとしてもおすすめです!
作者プロフィール
俳句:ばんかおり
左ききの道具店スタッフ。2020年から俳句を作り始め、現在は南風俳句会に所属。日常の中での発見や好きだと思ったものを俳句にしている。
イラスト:スミレ
各務原市でイラストや写真を中心に活動。お花や自然、空、犬や鳥などのいきものたちを観察するのが好き。