暦のたより:啓蟄
かおり スタッフ
「二十四節気」にあわせた俳句とイラストで、季節の景色と道具についてご紹介します。
※二十四節気・・・1年を春夏秋冬の4つの季節に分け、さらにそれぞれを6つに分けたもの。季節の変化を表す言葉として古くから使われています。
忙しい毎日の中で見過ごしてしまいがちな、季節の移り変わりを感じるきっかけになれば嬉しいです。
啓蟄:3/5~19頃
3月5日頃から始まるのが「啓蟄」(けいちつ)。
ご存知の方が多いと思いますが、暖かくなってきて、土の中にいた生きものたちが目覚める頃を指しています。
虫の印象が強かったのですが、ヘビやカエルなど冬眠している生きもの全てを表しているそうですよ。
寒暖差に花粉も悩ましいこの頃ですが、本格的な春の訪れがますます恋しくなっています!
[啓蟄の一句]
啓蟄の背まだ硬きノートかな
かおり
季語は「啓蟄」(仲春)。
暖かさに誘われ穴から出てくる生きもののように、人も春には何か新しいことが始めたくなってくるもの。
個人的にはずっと読むだけだった、短歌を少しずつ始めてみようかな?と思っているところです。
まだ開き慣れず、真っ白なノートは持っているだけでワクワクしますね〜
左利きさんにおすすめな、縦書きが珍しい「ツバメノート」。
新学期を迎える学生さんだけでなく、趣味や勉強を始めたい方にも使っていただきたいです!
作者プロフィール
俳句:ばんかおり
左ききの道具店スタッフ。2020年から俳句を作り始め、現在は南風俳句会に所属。日常の中での発見や好きだと思ったものを俳句にしている。
イラスト:スミレ
各務原市でイラストや写真を中心に活動。お花や自然、空、犬や鳥などのいきものたちを観察するのが好き。