【左ききの手帳2025】筆記具の『裏抜け』を徹底チェックしてみました!
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こんにちは、スタッフかおりです。
新しく手帳を使い始めるとき、まず気になることといえば筆記具の「裏抜け」。
同じだという方も、きっと多いのではないでしょうか。
もし普段から使っている、お気にいりのペンが裏抜けしてしまったら…
やっぱり残念に気持ちになってしまいますよね。
そこで、今回は当店スタッフの私物ペンを使い、「左ききの手帳2025」では裏抜けしないか? 徹底チェックをしてみました!
「左ききの手帳2025」では、薄く滑らかで丈夫な本文用紙(菁文堂手帳用紙)を採用。
この紙が本当にすべすべで、個人的にも書きやすさを実感していますよ〜。
ペン先が引っかかりがちな左利きの方にも、スムーズな書き心地を高く評価していただいています!
【裏抜けチェック① 黒ボールペン】
まずは、油性からゲルまで、さまざまな「黒ボールペン」を試してみました!
使用したのは下記の9本です。
・ ZEBRA ブレンボールペン 0.5 黒
・ 三菱鉛筆uni ジェットストリーム スタンダード 0.5 黒
・ 三菱鉛筆uni ジェットストリーム シングル 0.5 黒(Lite touch ink)
・ 三菱鉛筆uni ユニボールワンF 0.5 黒
・ 三菱鉛筆uni ユニボールワンF 0.38 黒
・ ZEBRA ジェルボールペンサラサクリップ 0.4 黒
・ Pentel エナージェル 0.5 黒
・ Pentel フローチューン 0.4 黒
・ SAKURA ボールサインiD 0.5 ピュアブラック
[黒ボールペンで書いた表ページ]
[黒ボールペンで書いた裏ページ]
気になる結果は、ほとんどのペンは裏抜けが気にならないなか、Pentelのエナージェルとフローチューンが「少し抜けるかな?」という印象でした。
イラストを描くのに使った場合、塗りつぶしをしたら、より気になるかもしれません。
三菱鉛筆uniのユニボールワンFは、かなり濃い発色なのに抜けがないのはちょっと驚きでした。
インクが黒なのもあり(特にゲル系)、多少の透けはあるものの、個人的にはどれも許容範囲です!
なかでも、書き味が細めなZEBRAのブレンボールペンは、1番透けが気にならないと思いました。
【裏抜けチェック② 万年筆】
お次は万年筆を試してみました!
少なめで恐縮ですが、使用したのは下記の3本。
・ Schneider 万年筆 Base 左手用
(Schneider インクカートリッジ ロイヤルブルー使用)
・ Schneider 万年筆 Ray 左手用
(Schneider インクカートリッジ ロイヤルブルー使用)
・ PILOT 万年筆 カクノ M
(PILOT カートリッジインキ ブルーブラック使用)
[万年筆で書いた表ページ]
※Schneiderの「Base」と「Ray」には同じ色のインクを使用していますが、「Ray」がペン先洗浄後のため少し色が薄くなっています。何卒ご了承ください。
[万年筆で書いた裏ページ]
当店でも人気の左手用万年筆、ドイツの文具メーカーScheiderの「Base」と「Ray」は見事、裏抜けしないという結果に!
どちらもM(中字)に相当する書き味ですが、「Ray」の方がやや太めの線幅です。
こちらは小さな字で細かく書き込む用途には向かないかもしれませんが、イラストや書写のお稽古にもおすすめの1本です。
PILOT カクノもほとんど気になりませんが、文字の一部にほんの少しだけ抜けが見られました。
【裏抜けチェック③ カラーマーカー】
最後は、チェックやワンポイントに欠かせないカラーマーカーです。
下記の2種から、複数のカラーで試してみました!
・ ZEBRA マイルドライナー 5色
・ PILOT KIRE-NA(キレーナ) 2色
[カラーライナーを使用した表ページ]
[カラーライナーを使用した裏ページ]
結果、薄めのカラーは問題なし◎ 当店の店長が最近愛用している、PILOTのKIRE-NAはより薄めの発色なので、透けもほぼ気になりませんでした。
ZEBRAのマイルドライナーは全体的にやや透けがあり、そのなかでも濃いめのカラーである、マイルドゴールドとマイルドグレーに少し抜けがありました。
「帯」でまずはお試しを!
さて、さまざまな筆記具による裏抜けチェックはいかがでしたでしょうか。
手前味噌になりますが、個人的には「薄めの本文用紙なのに、裏抜けに強い!」という感想を持ちました。
今回の結果はスタッフの主観も含まれていますし、筆圧の違い等もありますので、あくまでご参考としていただけますとありがたいです!
実は「左ききの手帳2025」にぐるりと巻かれた『帯』は、本文用紙と同じ紙でできています。
こちらは「新しい手帳を使い始める前に、筆記具との相性を試せるよう、同じ用紙の紙切れが欲しい」というSNSで拝見した声をきっかけに、2023年版の手帳より実施しているもの。
表紙を開いたところにメッセージが(画像は2023年版の手帳になります)
もし今回取り上げられなかったペンの場合も、当店の手帳ならまず使い始める前に、帯の裏側を使って試し書きをすることができます。
ぜひいろいろとお試ししてみて、相性ぴったりの「これだ!」という1本を見つけてくださいね!